読書の秋! バーダーにピッタリな鳥に関する書籍5選

バードウォッチャーたちにとって、秋は冬鳥たちを探しにカメラを携え、外にくり出す季節かもしれません。
とはいえ、世間では読書の秋という見方もあります。
読書で鳥を楽しむのも良いのでは?ということで、今回は私が実際に読んで、「面白かった!」「おすすめしたい!!」と思える、鳥にまつわる書籍を五冊紹介できればと思います。

日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業

画像引用元:『Amazon.co.jp : 日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業』(https://amzn.to/4ehc5ek

日本野鳥の会の会報誌『野鳥』に特集として掲載された記事が収録された一冊です。鳥たちの生態や行動、体のしくみ、保護活動などを解説した記事は、野鳥の会会長の上田恵介氏をはじめとする専門家、研究者によって書かれていて読み応えのある濃い内容になっています。
それでいて、写真や挿絵、漫画なども使用されていてわかりやすく、堅苦しすぎないのも良い点です。
様々な鳥を事例として紹介されているので、あなたの好きな鳥について新たな発見があるかもしれません!

イラスト図解 鳥になるのはどんな感じ?〜見るだけでは物足りないあなたのための鳥類学入門

画像引用元:『Amazon.co.jp : イラスト図解 鳥になるのはどんな感じ?〜見るだけでは物足りないあなたのための鳥類学入門』(https://amzn.to/3ZwVo9W

北米の鳥たちを美しいイラストともに解説した鳥類学の入門書。
紙の本で買うとかなり大きいのですが、ページの面積いっぱいに描かれた鳥のイラストに見とれてしまいます!
日本人のバードウォッチャーの中には「アメリカの鳥はちょっと…」と思われる方もいるかもしれませんが、日本でも見られる種も多く、解説は鳥類学全般に関するものや日本で見られる鳥に置き換えたものが書かれているので、日本でのバードウォッチングにも生かされる情報が詰まっています!
イラストを見て楽しい、解説を読んでもっと楽しい一冊です!

ハヤブサを盗んだ男――野鳥闇取引に隠されたドラマ

画像引用元:『Amazon.co.jp : ハヤブサを盗んだ男――野鳥闇取引に隠されたドラマ』(https://amzn.to/3TB2XZs

イギリスの空港で、ハヤブサの卵を密輸しようとした一人の男が捕らえられ、野生生物犯罪専門の捜査官が駆けつける場面から物語が始まります。
ハヤブサの卵を盗み中東に密輸することを生業とする犯人の半生やその手口、捜査官が生物犯罪を専門とするまでに至る物語、世界の闇ハヤブサ市場等について描かれた、ドキュメンタリー小説。
気が付けばストーリーの展開から目が離せなくなるとともに、世界を渡り歩いたハヤブサ泥棒の悪事に、ある種手に汗握るような感覚を覚えました。
結構分厚い本ですが、一気に読み進めてしまいました!

人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日

画像引用元:『Amazon.co.jp : 人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日』(https://amzn.to/3TFxdCG

イギリス人教師の主人公トムは、南米を旅行中に海岸で重油にまみれ弱ったペンギンを見つけます。
トムはペンギンを救い、彼をフアン・サルバドールと名づけ、次第に心を通わせるようになるふたり。
フアン・サルバドールはトムの働く学校の屋上で暮らすようになり、そこで周りの人間と触れ合っていくうちに、周囲の人間を癒し、ときには人生を変えてくれる存在となっていく、心温まる実話。
自分の身近な生き物を大切にしたくなるような、そんなお話です。

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

画像引用元:『Amazon.co.jp : 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(https://amzn.to/4ezBM9F

変わったタイトルですが、内容は鳥類学者の筆者が鳥類研究の実際の様子や体験談、鳥たちの生態などについて書かれています。
面白おかしく機知に富んだ文体で、読むのが楽しく、気が付いたらものすごく読み進めていた、という読感でした!
それでいて内容自体は、鳥類学者の研究の実情や、鳥類学者の視点から見た独特な鳥の捉え方などが非常に興味深く、鳥類学という学問をもっと知りたい、学んでみたいと思える一冊です。


小説、学術書、ドキュメンタリーなど、できるだけ様々なジャンルの書籍から鳥に関わりのあるものを選んでみました。
もしまだ読んだことのないものがありましたら、機会があればぜひ手に取ってみてください!
この記事がきっかけで、お気に入りの一冊が見つかった、という方が出てくれば嬉しいです。

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