タゲリを求め、飛行場でバードウォッチング!

皆さん、空港で目にする空飛ぶものと言ったら何を思い浮かべるでしょうか。
そう、野鳥ですね。

今回は、知る人ぞ知る埼玉県のエアポートの滑走路に、冬の貴婦人と呼ばれるあの野鳥が見られると聞いてやって来ました!

最寄りのバス停から河川敷沿いを歩いて目的の飛行場を目指します。
途中の河川敷沿いの道から、カシラダカなど早くも小鳥たちの姿が見られました!
期待に胸が膨らみます。


カシラダカ、近くに止まってくれましたがすぐに飛んで行ってしまいました。


モズは獲物を狙う目をしていました


カワラヒワの眠たそうな表情


ホオジロは目立つ場所に止まってくれることが多かったです


滑走路に到着!
関係者や滑走路利用者以外は滑走路内には入ることができないように背の低い柵が設けられていましたが、景色は開けていて観察は十分にできました。
周りには小型の飛行機がいくつか停められていて、滑走路から飛び立つ飛行機も見学できました。


近くではスカイダイビングも体験できるようです。
私は高所恐怖症なのですが、興味がある方はぜひ鳥の気持ちを味わってみてはいかがでしょうか。

到着してさっそくタゲリを発見!
ぱっと見で3~4羽ほどが歩いていて地面をついばんでいました。
タゲリの主食は昆虫やミミズ、甲殻類などだそうです。
この滑走路近くの背の低い草原は、食べ物が探しやすいため集まってくるのでしょうか。


飛行機とツーショット


タゲリたちはバードウォッチャーが滑走路に入ってこないことを理解しているのか、サービス精神旺盛で近くまでやってきてくれる子もいました。

ホンダエアポートのタゲリ2

光沢を帯びた緑の羽が美しいですね

タゲリは基本的には冬鳥として冬季に日本に渡ってきます。多くがユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖しますが、中部地方や関東地方北部では繁殖の記録があるそうです。
「ミュウーッ」とか「ミャーッ」といった猫のような声で鳴くそうです。
観察の際はその美しさに目を奪われるだけでなく、耳でも楽しみたいですね。


また、タゲリの周囲にはヒバリの姿も。
飛行機が飛ぶたびに驚いたように宙を舞ってまた地面に降りてきます。



今回観察した時間はバス停からの往復も含めて2時間弱ほど。
自然の豊かさと、開けた景色で観察のしやすさもあって充実したバードウォッチングになりました!

※今回の探鳥地は民間航空会社の管理地です。立入禁止の区域での撮影は控えましょう。

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