夜街を歩いていると、木々や建物がイルミネーションで飾られて綺麗ですよね。
クリスマスが近づいてきたなぁという感じがします。
鳥好きの方々の中には、クリスマスのことなど頭になく一年中鳥のことしか考えていない方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回はそんな方々のために、クリスマスにまつわる鳥たちを3種ご紹介します!
①ヨーロッパコマドリ

イギリスなどでは、ヨーロッパコマドリがクリスマスの鳥として親しまれています。
キリストの降誕を祝うクリスマスですが、ヨーロッパコマドリの胸の赤い羽毛は、キリストが十字架で流した血が付着したものという伝説があり、キリスト教とは深い関係のある鳥なのです。
ヨーロッパコマドリはイギリスの(非公式な)国鳥でもあり、イギリスでは非常に親しまれている小鳥のようです。
②ハト

平和の象徴として知られているハト。
「平和の君」ともいわれるキリストの降誕を祝うのにふさわしい鳥とされています。
また、ハトは同じつがいで長く行動を共にすることから、夫婦愛や家族愛のシンボルとして考えられています。
クリスマスは家族で過ごす、という考えの強い海外ではハトのイメージはクリスマスにピッタリなのです!
ちなみにハトが平和の象徴と呼ばれるゆえんは、旧約聖書のノアの方舟のエピソードからきています。
人間に対する神様の怒りによる洪水が起こり、その後水が引いたことを確認するためにノアはハトを放ちます。
そのハトがオリーブの小枝を加えて戻ってきたことから、洪水(神の怒り)が収まったことを知り、ハトは平和の象徴とされるようになったのです。
③七面鳥

クリスマスのごちそうといえば七面鳥ですよね。
昔は七面鳥ではなくガチョウなどがクリスマスの食卓に並んでいました。
しかしヨーロッパがアメリカ大陸を発見し、そこに住む七面鳥を持ち帰ります。
七面鳥は体が大きく大人数で分けて食べるのに向いていて、飼育もしやすかったので実用的なごちそうとして普及しました。
また、ヨーロッパからの探検家がアメリカ大陸でインディアンに七面鳥の肉を分け与えてもらったことがあり、それを感謝するためのお祭りを開いて七面鳥がお祝い事の定番の鳥になった、と言う説もあるようです。
クリスマスくらいは鳥を忘れて…とはいかない愛鳥家の皆さん、いかがでしたでしょうか。
クリスマスはクリスマスらしい鳥を楽しんでみるのもまたオツかもしれません!
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【参考文献・サイト】
ハトはなぜ、平和の象徴となったのか – 山と溪谷オンライン
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1896
クリスマスの小鳥~「世界のクリスマス展2021」より | 日本玩具博物館
https://japan-toy-museum.org/archives/23946
クリスマスに七面鳥を食べるようになった理由とは?おすすめレシピもご紹介 | デリッシュキッチン
https://delishkitchen.tv/articles/1997

