特別展「鳥」内覧会レポ② 種類豊富! 迫力満点!! 鳥たちの標本 後編

特別展「鳥」が開催して一週間が経ちました!
どうやら開催初の週末は大盛況だったようです。
平日に行くと、先着順で鳥展とキヤノンのコラボカレンダーがもらえるようですので、都合が合えば平日に行ってみるのも良いかもしれませんね。

さて、今回は特別展「鳥」に展示されていた標本紹介の後編です!
まずはこちら、猛禽類たちの標本ですが、足元には捕らえられた小鳥たちが…!

獲物を捕らえたカンムリオオタカ。足元の鳥はコウライウグイスのようです。


こちらはチョウゲンボウ。シジュウカラの「ぐぇー」という声が聞こえてきそうです。


獲物と一緒に展示されていると、その種類の鳥の生活感が出てより目が惹かれます。
小鳥をがっしりつかむ鋭利な爪をぜひ間近で見てみてください!


お次は、巣と一緒に展示されていた標本たちです。

タマシギと巣。休耕田に営巣します。地味なオスが子育てをする珍しい生態をしています。


オオタカの巣と卵。鳥の中には、卵をすべて産み終えてから温めるタイプと、産まれた卵から順次温めるタイプがいますが、オオタカは後者です。


通常のバードウォッチングではなかなかじっくり見ることができない鳥たちの巣や卵。
この機会に観察してみましょう!
ヒナの標本も展示してあるので、一緒に見てみると鳥たちの一生を感じることができます。


標本は置いてあるものだけではありません。
見上げるとそこには羽ばたき空を飛ぶ鳥たちの姿が!

現生鳥類で最大の翼開長を持つワタリアホウドリ! ド迫力!!


舞い踊るタンチョウの姿も!!


鳥はやはり飛んでいる姿が魅力的ですよね。
展示室では定期的に上にも目を向けてみてくださいね!


最後に紹介するのは、小鳥たちの仮剥製です。
研究利用を目的とした剥製で、内部に簡単な芯と綿を入れたのみで、ほかの展示用の本剥製とは少し作りや目的が異なります。

リュウキュウキビタキの仮剥製


ホントウアカヒゲの仮剥製


死んでしまった鳥たちそのままの印象が強く、少し心が痛くなってしまう方もいるかもしれません。
鳥類研究の裏には、協力してくれた多くの鳥たちがいることを忘れずにいたいですね。


以上で、現生鳥類の標本の紹介はいったん終了です。
次回以降のレポ記事では、今いる鳥たちの祖先となった鳥や恐竜の話をできればと思います!

特別展「鳥」公式サイトはこちら

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