シギチとバードウォッチャーのオアシス、谷津干潟自然観察センター

8月も後半に差し掛かり、秋の渡りの季節が近づいてきました。
今回はシギチの渡りの際に「中継地」の役割を果たし、バードウォッチャーたちにも人気のある、千葉県の谷津干潟自然観察センターに行ってまいりました!

1993年6月10日に国内の干潟として初めて「ラムサール条約登録湿地」に認定された谷津干潟には、水鳥をはじめとして毎年多くの渡り鳥がやって来ます。
シギチたちは夏の繁殖期になるとシベリア、アラスカなどの北極圏に移動し卵を産み子育てをします。
そして冬が近づいてくると、今度は暖かいオーストラリアやニュージーランドに渡り冬を越します。
一年の間に南北の地を行ったり来たりするわけですが、谷津干潟はこの繁殖地と越冬地の間に位置するため、渡りの際の休息場となるのです。渡りの途中でシギチたちは羽を休め、カニやゴカイなどを食べて栄養を補給し旅立っていきます。
谷津干潟は、シギチたちにとってまさにオアシス的な存在なのです。

画像引用元:『習志野市 谷津干潟自然観察センター』(https://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/about.html


今回の探鳥では、キアシシギ、コチドリ、メダイチドリなどを見ることができました。
時期や時間帯によってはまた違った鳥たちを見ることができるでしょう。


谷津干潟が魅力的なのはシギチたちだけではありません。谷津干潟自然観察センターには、ここにやってくる野鳥たちについて知識を深められる展示がたくさんありました。


お子様連れのバーダーにとってうれしい、子どもたちが遊んですごせるスペースもあります。


9/16(月・祝)まで、写真家の中村利和氏の写真展が開催されています。
四季折々の野鳥たちの様子を切り取った写真を楽しむことができます。


また、自然観察センター内にはおしゃれなカフェも併設されています。
カフェの名前は「Oasis」、ぴったりの名前ですね!
私もここで一休みし、おいしいナポリタンとアイスコーヒーをいただきました♪

シギチへの理解を深め、愛らしい姿を見ることができる谷津干潟自然観察センター。
のんびりと秋の渡りのシギチたちを観察するのにぴったりな探鳥地です♪


【参考文献】
習志野市 谷津干潟自然観察センター
https://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/

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