もうすぐ冬鳥のカモが、越冬のため日本にやってくる季節です。
オスのカモたちはそれぞれ特徴的な見た目をしている一方、メスたちは落ち着いた色合いをしていることが多いです。
もしあなたがこの冬初めて見た冬鳥のカモがメスだったら、自信を持って同定できるでしょうか。
今回はカモの種類をメスの写真だけで当てるというクイズを6問ご用意しました。
ぜひご自身のカモ力をチェックしてみてください!

第一問

まずは初級編です。
地味な色合いをしていますが、一番の特徴はくちばしの形!
他のカモに比べて独特な形をしています。
撮影場所は葛西臨海公園内にある池です。

答え
ハシビロガモ

色での判断は難しくても、特徴的なくちばしで分かった方も多いのではないでしょうか。
水面をぐるぐる回りながら採餌する姿は必見です!
第二問

続いてはこちらのカモ。
よく見る種類のカモなのですが、メスだけで見ると難しく感じるのではないでしょうか。
特徴は少し黒い模様がついたくちばし。
場所は東京都内の都市公園です!

答え
マガモ

メスの姿からオスを連想するのは難しそうですね。
よく見かけるカモなだけに、メスの姿もしっかり覚えておくとよいでしょう!
第三問

写真ではわかりづらいですが、ほかのカモよりも若干大きめ。
撮影場所は上野恩賜公園。
気持ち尾っぽが長いので、それが最大のヒントです!

答え
オナガガモ

オスは名前の通りあからさまに尾が長いのですぐわかりますが、メスはオスほどでもないので迷ってしまうかもしれません。
第四問

こちらは葛西臨海公園の浜辺で撮影したカモ。
口元の白い模様が一番の特徴でしょうか。
虹彩が黄色いのもポイントです。

答え
スズガモ

白黒模様が特徴のスズガモですが、メスは全体的にこげ茶っぽい色。
葛西臨海公園では毎年なぎさに集まるたくさんのスズガモを見ることができます。
第五問

お次は新宿御苑で出会ったこちらのカモ。
当ブログで何度か紹介し写真も載せていますが、メス単体だとピンとこない方もいるかもしれません。
目元の模様が特徴です。

答え

色鮮やかなオスの印象が強く、メスの模様はあまり記憶に残らないかもしれません。
たまにはメスの模様にも目を向けてあげてみてください!
第六問

最終問題はこちら。
難問ですが、珍鳥というわけではありません。
第二問のマガモのメスとかなり似ていますね。
埼玉県の河川敷で撮影しました。

答え
オカヨシガモ

正解できた方はカモ上級者と言っても良いのではないでしょうか。
オスも落ち着いた色をしていますね。
あなたは何問正解できましたか?
カモについて復習しながら、彼らが渡ってくるのを楽しみに待っていましょう!