長野県の中央アルプスで美しい景色とライチョウに出会った話

夏の楽しいアクテビティのひとつ、登山。
バードウォッチャーにとっては、普段出会えなかったり、夏に冬鳥に出会ったりできるチャンス!
つい先日、長野県の木曽駒ケ岳に登ってきましたので、今回の記事はそこでの体験レポートです♪


木曽駒ケ岳は長野県木曽郡に位置する標高2,956mの山です。
日本百名山にも数えられ、夏のシーズン中はたくさんの登山客が訪れます。

今回私は東京から車でふもとの「駒ヶ岳ロープウェイ」付近まで向かい、近くの駐車場で一泊車中泊。
翌日早朝に標高2,612mの千畳敷駅までロープウェイで行き、そこから木曽駒ケ岳山頂に向かいます。

ロープウェイの駅ではイワツバメが巣作り中

標高の高さと心地よい風によって登山中は夏とは思えないほど涼しく、気持ちよく歩くことができました!
野鳥たちを探しつつ、周りの景色も楽しみながら山頂を目指します。

緑をまとった切り立った山肌
登山道は朝方であればそれほど混んでいません
かわいい高山植物との出会いも楽しみのひとつ

耳を澄ましていると、周囲から複雑で美しいさえずりが聞こえてきます。
イワヒバリです!
登山者をあまり恐れる様子はなく、目の前に姿を見せてくれました♪

高山の小鳥と言えばイワヒバリ!


そして、今回の一番のターゲット。
普段バードウォッチャーではない登山者も足を止めて見入ってしまう大人気の鳥。

ライチョウに出会えました!
しかも子育て中!!
親鳥の周りを駆け回り、ハイマツの茂みの中を出たり入ったりする姿に、観察していた登山者たちは沸き立っていました。

ライチョウの親子
よく見ると足環がついています
ライチョウの幼鳥、ハイマツの中を駆け回ります
立派な成鳥に育ってほしいですね
岩の上から縄張りを見渡します

ライチョウと別れてさらに歩き続けること約20分。
ついに木曽駒ケ岳山頂に到達です!
目の前には周囲の山々と広大な空が広がり、胸が達成感でいっぱいになります。

清々しい疲労感で満たされます

ライチョウにも出会え、山から見下ろす美しい景色も楽しむことができ、最高の登山になりました♪
千畳敷駅から木曽駒ケ岳へ至るルートではライチョウとの遭遇率が高いようです。
観察の際は、ライチョウや高山植物を保護するための立ち入り禁止区域には入らないように、登山道を塞いでしまわないように注意して観察しましょう!

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